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その2. これでも地名か? 戸田ゆたか |
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名古屋市の郊外、中川区、近鉄名古屋線の戸田駅と近鉄蟹江駅の間にひろがる、新興住宅地の地名である。 ユニーク地名では北海道が有名だが、名古屋、あるいは愛知県にも、よその土地の者からすると結構、妙に思える地名が少なくない。 名古屋駅前にある「名駅」なる地名も考えてみれば奇妙なネーミングだ。 東京の駅前だからといって東駅とか、博多駅前だからといって博駅とかいうネーミングをするかと考えれば、その珍しさ、名古屋人の言語感覚のユニークさが理解できる。 ただ、この戸田ゆたかは、そういう類のユニークさとは少し違う。 平成の自治体大合併でおかしなカタカナの地名ができたり、あるいは商魂たくましい開発業者によって新興住宅地に「もみじ台」なぞといった地名が付けられることは多いが、戸田ゆたかは、あまりに人名と紛らわしすぎる。 地図で見る限り、南北600mはあろうかという住宅地である。 世帯数も相当な数に上るはずだ。 ここにそのうち、戸田さんなる一家が引っ越してこないとも限らない。 その戸田さんのお宅に、ゆたかクンなる男の子がいないとも限らない。 さぞ、ややこしいことであろう。 |
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