日本の地名を遊ぶ


その4. そんな部活が、あってもいいのか? 釜石市女遊部


看過できない地名である。
もちろん、このサイトでは見過ごせない地名を取り上げている訳だが、これはもうケシカラン、断じて許せないという感じがする。
東北地方も釜石あたりまで行くと、昔ながらの気風が色濃く残り、女遊びを奨励するクラブ活動でもあるのかと思う。
それとも、お手玉だの綾取りだの、女子生徒たちが、昔ながらの遊びを研究する部活か。
まあ、そんな訳はないのだが、誰しもつい下らぬ想像をする地名である。
「おなっぺ」とか「おなつべ」とか読み、もとはアイヌ語だという。
何でも「川」に関係する地形から来ている言葉らしい。
同じ岩手県の宮古市にも「女遊戸」という地名があり、同じ読み方をするようだから、それほど珍しい地形でもなさそうである。
ここらで生まれ育った女性が東京あたりに出ていったら、ちょっと言いづらい地名ではある。

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